あばれ狼

2009/5/24 日曜日 – 10:26:34


書名:
あばれ狼 (新潮文庫)
著者:池波正太郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

江戸時代の渡世人がどのような存在であったのかをぼくは分かっていないと思っている。
ヤクザのようであり、一本気なところもあり、当時の庶民の人たちは彼らとどう接していたのかが、どっちなんだろう?と思っているからだ。
時代劇では、主人公側だと一本気で良い人、ただし不器用なのでアウトローになってしまった。という設定なのだ。
しかし、悪者もその人なりの事情があるのではないかと思うこともあるのだ。

さて、池波正太郎といえば、その師匠が長谷川伸。また旅ものなら、この二人が双璧だろう。師匠と弟子で双璧をなすのだから、これはものすごいことだろう。

さいころ蠢、あばれ狼、盗賊の宿、白い密使、いずれもまた旅モノというか、渡世人の物語。

主人公は人殺しや盗賊という、悪者なのだけれど。最後に1つだけ善いことをする。
それがまたいい話なのだ!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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