編笠十兵衛〈下〉

2009/4/30 木曜日 – 19:11:05


書名:編笠十兵衛〈下〉 (新潮文庫)
著者:池波正太郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

忠臣蔵は小説より映画やテレビドラマのほうが向いているのかもしれない。
小説で読むと、吉良上野介側が不憫でならないからだ。

いったいこの悲劇の原因は誰なのだろうか?
やはり徳川綱吉の勘気なのだろうか?
短慮に走った浅野内匠頭だろうか?
綱吉を止められなかった柳沢吉保だろうか?

この人たちに振り回された、赤穂浪士と吉良上野介とその家臣、および上杉家の人々、不憫でならない。
池波正太郎は、この人たちにスポットを当てているので、「吉良の首討ち取った! 悪者やっつけた!」という気分から対極の気持ちになるのだ。

それにしても、月森十兵衛がいなかったら、討ち入りすらできなかったことになるのだけれど。。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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