マーケティング・マネジメント入門
2008/2/1 金曜日 – 15:17:06書名:コトラー教授『マーケティング・マネジメント』入門〈1〉 (ビジネスバイブル)
著者:グローバルタスクフォース
自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
実践が大事だといってしまえば、本を読む・勉強が無意味になるのですが、この本ではそのことを明快に否定しています。
それは気持ちが良いくらいに否定しています。
あとがきに「理論を頭にたたき込んでから実践せよ」と書いてあるのです。
この後書きだけでも清々しいです。
さて、「マーケティングとは売れる仕組みを作ること」とも言います。
そのマーケティングの本ですから、理解できるためにさまざまな工夫がなされています。
この本を読めば、マーケティングの知識が付くだけでなく、ある概念(システム)を理解してもらうためにどんな細工が必要かもわかるのです。
この本の章立てその他をパクれば、かなりわかりやすい本がかけること間違いなし!
さてさて、その「売れる仕組み」とは何か?
それは、市場と製品を適合させることです。
そのために市場を分析して、売り込みたい製品にあった市場を探し当てることです。
探し当てた市場のニーズに応える策を打つことがマーケティングなのです。
製品にあった市場のニーズに応えるのですから、その製品が売れて当たり前です。
ただ、その当たり前のことを探し出して実践するのが難しいのでしょうけれど。
それでも、この本を読み終わったあとは、前途が開けてきた気持ちになります。