江戸の食生活
2009/4/12 日曜日 – 16:32:40
書名:江戸の食生活 (岩波現代文庫)
著者:原田信男
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
江戸時代の江戸の町は、独身男性が1/3ほどいたらしい。
そのため、江戸の町では外食産業が発達したのだという事を聞いたことがある。
この不均衡な人口分布がなければ、ぼくたちは天ぷらや寿司を味わうことはできなかったのかもしれない。
この「江戸の食生活」によれば、江戸時代の人も、肉食をしていたらしい。
それも現代よりずっと多様な肉食を!
などといった、実に多彩な、将軍様の食事から、庶民が食べる煮売り屋の話まで。
おもしろい、決して興味本位に、面白さ優先の本ではないのだけれど、真面目な学者さんの研究成果に違いないのだけれど、
歴史を学ぼうとする人だけでなく、単なるグルメ本に飽きた人をも満足させる、食をテーマにした本だ。