稼ぐ作家になるための裏技Q&A174
2008/4/15 火曜日 – 13:59:08書名:稼ぐ作家になるための裏技Q&A174
著者: 若桜木 虔
自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
アマチュア作家がプロ作家を目指すうえでの問答集の形態をとっている。
文章表現テクニックから、出版界のさまざまな情報(原稿料の相場とか編集者との力関係とか)、情報収集のコツなど、盛りだくさんのことが説明されている。
全部そのまま真に受けてよいのかどうかは不明だが、これらの情報に疎い人にとって有益情報であることに間違いはない。
現にぼくも「知ってよかった」と思うことが多々あった。
特に、資料として揃えておきたいのは、これこれと具体的に列挙してあるのには、若桜木さんは親切な人だと思う。
先日読んだ、「好かれる人は1%違う」を地でいっている人かもしれない。
あと気づいたことは、アマチュア作家の文章表現への質問が、自分の書いた原稿に愛着があるあまり推敲で直せず、直さなかったことをどうしても正当化したくて質問しているというパターンの多いこと。
この質問はやらせの可能性があるのだが、それにしても多い。
若桜木さんのアマチュア作家への偏見かもしれない。