歴史Web

2008/12/27 土曜日 – 19:15:57


書名:歴史Web―日本史の重大事件がホームページになった!
著者:藤井青銅、監修:金谷俊一郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

本の紹介を読むと、ものすごく読みたくなる。
この本の企画編集会議はきっと楽しかったに違いない!

「歴史ブームって言いますけど、採り上げられているのは戦国時代ばっかですよね」
「そうだね、でも素人には戦国時代じゃないとついていけないからじゃない、知っている人がいないとつまんないしね」
「でも、古代からきちんと解説した本があっても面白いと思いますよ」
「でも、『面白く』できないんじゃない?」
「考えたんですよ、卑弥呼の時代からwebがあったことにするんですよ。ブログやホームページでリアルタイムにその時代のことがアップされていくんですよ」
「ほほう、歴史webかあ! おもしろそうだね」
「そうですよ、方丈記も枕草子も日記文学、つまりブログですよ」
といった感じだろうか、きっと盛り上がったに違いない。

ただ、残念なことに、この歴史web、枝葉末節の部分に手抜きや論理破綻が見られる。
ブログなのに、すべての記事が投稿完了になっているとか、
記事を書く視点が、執筆者でなく、現代の我々になっているとか、

やるなら、徹底的にこだわって作ってほしかった。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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