否認―どうして言わないの

2008/12/24 水曜日 – 11:27:49


書名:否認―どうして言わないの (講談社文庫)
著者:堀田力

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

堀田力さんといえば、ロッキード事件。
その事件のせいでできた胃潰瘍のため入院したときに書いた小説らしい。

入院中に一気に書いた小説らしく、ところどころ隙がある。
小説家ではなく、現役の特捜検事が書いた小説と割り引いて読むと、面白い。

著者の後書きによると、この「否認」は恋愛小説らしい。
確かに法廷小説といってしまうと、何を伝えて何に感動させたかったのかが不明なだけに、納得もできる。
そして、堀田さんは恋愛小説は苦手らしいこともわかる。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

Post a Comment