大人のための文章法
2008/12/9 火曜日 – 18:04:51
書名:大人のための文章法 (角川oneテーマ21)
著者:和田秀樹
自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
和田秀樹さんという人は、世の中に対していいたいことが山ほどあって、年に50冊も本を出しているのにまだいいたいことは尽きていないらしい。
清水義範さんの小説に「主張する人々」という小説があったが、その現実版のような人だ。
というわけで、文章作成法について書かれた「大人のための文章法」も和田秀樹さんの主張は必要でないので読み飛ばす必要があるのだが、それを読み飛ばすと、実に正直に和田秀樹さんの文章作成ノウハウがまとめられている。
要約すればこうなる。
・書いているうちに書くことが苦痛でなくなる。
・文書を書く前に目次を作ろう。○
・読者の気持ちを想像しよう。○
・うまい人に添削してもらおう。
・受け売りでおしゃべりしよう。
・人と違う視点を持とう。○
・自分はすごいと思おう。
○を付けたのは共感している意見です。
これで和田秀樹さんがどのように本を量産しているかはわかったが、そのノウハウを身につける方法は残念ながら、読んだ人が自力で編み出すしかないようだ。