原稿に一ひねり加える
2012/3/19 月曜日 – 9:53:37世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
自分史と世相史の違いといえば、より主観的な自分史とより客観的な世相史という区分けが可能です。
もちろん、主幹がダメで客観がいいということもその逆もありません。
客観的な世相史作りに最も合致した作り方はグループで創り上げることです。
記事にするネタについて、仲間であれこれ話し合うことが題材探し作業です。
そこで話したことを文章化すると、下書きあるいは構想メモになります。
これをもとに記事化するのですが、ここで一ひねり加えると面白くかつ客観的なものになります。
それは!
それは調査です。
例えば誰かが母校(それも小学校)の桜の木の写真を持ってきて。
それをもとにみんなであれこれ、小学校時代や桜の木などの思い出を語ったとします。
「うちの小学校には桜の木は低学年の教室の脇に植えてあったぞ」
「ぼくのところもそうだった」
「そうそう」
「玄関にはシュロの木だった」
などという話で盛り上がったとします。
そうなれば、小学校にはどんな樹木が植えられているのか、統計データを当たるほど探すこともありませんが、身近な人にそれぞれの母校では道だったかを尋ね回るのは一興です。
みんなで話した題材にもう一手間かけるとより面白く、より客観的な記事になっていくのです。