発想のヒント:年表から
2011/12/13 火曜日 – 10:43:52世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
大まかな流れは前回までで説明しました。
これからは、具体的なノウハウを説明していきます。
さて、題材探しです。
世相史と名付けるからには、外せないのが年表データです。
といっても出来事全部をおっては膨大なものになってしまいます。
これから書こうと思っているテーマにしぼった年表は、うまくいけばあるかもしれませんし、
ニッチなテーマならないことでしょう。
そのニッチなテーマだとしたら、どのように年表を作るのか。
それは関連する出来事を地道に探すしかありません。
例えば。
インターネットでは ウィキペディア。ウィキペディアでは、一年ごとに出来事をまとめています。
その項目を見ていくと関連する出来事がおそらく見つかるでしょう。
芋づる式に、その出来事を検索し、年表データを集めるのです。
図書館では。
こちらも新聞の縮刷版があります。全部を読むのは大変です。公立図書館にはデータベース検索サービスが用意されています。新聞の見出しを検索できるのです。
プリントアウトを認めていないところが多いので、見つかったら手書きでメモします。
そして、その情報を元に新聞の縮刷版を読むのです。
新聞の縮刷版以外には、「事件・できごとクロニクル」という本が戦後の出来事をまとめています。