紋切り表現の使い方「穴のあくほど見つめる」

2008/9/22 月曜日 – 7:46:52

紋切り型の表現は、作文のお作法としては好ましいものではありません。
では絶対使ってはいけないのでしょうか? そんなことはないのです。使い方次第なのです。

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

今日は「穴のあくほど見つめる」を例にしてみます。

ポイントはたったの2つです。

・現実味を持たせられないか?
・文字どおりの表現にできないか?

凝視しているときの所作ですが、穴を空けられるような超能力者をご存じの方はいないのではないでしょうか?
しかし、太陽の光と虫眼鏡で紙に穴を空けた経験をお持ちの方は多いと思います。

ならば、カンタンですね。
現実味を持たせればよいのです。

見つめている人の気持ちが太陽だったら、その人の瞳が虫眼鏡だったら、見つめている先はきっと穴があくことでしょう。

探せばいくらでも書けそうです。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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