マニュアル制作の実践-28-

2011/2/17 木曜日 – 9:41:28

マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

といはいえ、推敲段階になると、一般的な話に終始しそうです。
「マニュアル制作の実践-24-」であげた項目を一つずつ確認していきます。
と思ったんですが、前回の「表現は適切か」で思い出したことがあったので、それを説明します。

「便利な言葉(複数の意味を持つ言葉)を使いまくる」のは分かりにくいのです。
テクニカルライティングの格言?に「便利な言葉は使わない」というのがあるくらいです。

では、便利な言葉とは何かというと、

★「注意します」とか「注意が必要です」;
「何に」注意するのかが重要で、「注意する」という行為はさほど重要ではないのですが、何となく説明した気になりますよね。

★詳細
「詳細な設定をします」「詳細な説明が表示されます」;
詳細の具体的な項目を知りたいところですよね。

★「システム」
それは機器なのか、ソフトなのか、ソリューションなのか、体制なのか、ルーチンワークなのか、どれに対しても「システム」と表現できますよね。

時間に追われて原稿を書くと、ついつい便利な言葉を使ってしまいがちなのです。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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