課題レポート作成の基本
2011/2/1 火曜日 – 10:49:17
書名:大学・短大 課題レポート作成の基本
著者:斉藤喜門
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
論理性が最重要されるのが論文だと思っている。となれば課題レポートもそれに準拠しているだろう。
ということで、論理的に校正される文書とは何かを知りたくて、読んでみた。
すると。
なんというか、この本は課題レポートについて言及しているのだが、何せ著者は大学の先生、
つまり、学生たちの課題レポートを読む側であり、書く側ではないのだった。
つまり、この齋藤さんは課題レポートはかくあるべしというものを持っているのだけれど、
その「かくあるべし」という志を文書作成において、どう実践するのかは分からないようだ。
では、齋藤さんは150ページ弱ほどの文書で何を著しているのかというと。
課題レポートの評価のノウハウなのだった。
内容ではなく、体裁・書式として課題レポートを松竹梅で評価するとき(そんな人がいるかどうかは不明だが)に
とても役立つ情報ばかりだ。
この本を読んでも、「良い課題レポート」を書くようにはならないだろう。
もし、この本を読んで書けたとしたら、その人は、この本を読まなくても書けたに違いない!