故事成語:鯖の生き腐れ
2011/1/4 火曜日 – 16:46:54故事成語の紹介です。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
鯖の生き腐れ
鯖は足の速い魚です。
ここで言う「足の速い」とは腐りやすいという意味です。
どのくらい腐りやすいかというと、生きているうちから腐り始めると言うからすごいです!
だから、「鯖の生き腐れ」という言葉ができたようですが、実際には生きているうちから腐るわけではありません。
ところでぼくの故郷福岡では、鯖は刺身でも食べます。子どもの頃、シメサバという料理を知って、「シメサバが食べたい」というと家の人に「あんなもん、古くなった鯖だから酢でしめているんだ。鯖は刺身で食べるのがいちばんだ」と食べさせてもらえませんでした。
上京して始めてシメサバを食べたとき、刺身の方がおいしいと思いましたが、東京では鯖の刺身はないのでした。
今ではときどき目にしますが、自慢めいて出されるのには、なんだかなと思っています。