への河童
2010/12/10 金曜日 – 10:31:01確か以前はよく耳にしたり目にしたりした言葉や表現で、いつの間にか使われなりつつある言葉や表現がありませんか?
今の流行には合わないのかもしれませんが、死語にはしたくないことを1つずつ紹介していきます。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
今から20年ほど前のことで今でも覚えていることがあるのです。
京王線(東京の新宿から八王子までを走っている私鉄)で新宿から10分くらいのところに明大前という駅があります。
当時、ぼくはそこから7分くらいのところに住んでいました。会社の1年後輩も近所に住んでいました。
それである金曜日に仲良しの同僚と遅くまでの飲み会を開いたのです。
電車がなくなれば、男子はぼくの、女子は後輩のアパートに泊まろうという計画で。
ぼくは遅れていきました。予約していたお店は駅から3分くらいのところにあります。
改札を出るなり猛ダッシュします。息を切らして走ります。
お店について、同僚たちの席を見つけて、着席しました。
まだ息を切らしています。
「野見山さん、大丈夫ですか?」と予定どおり聞かれたので、ぼくは「への河童」と答えました。
なぜ、「への河童」と答えたかというと、予約したそのお店が「への河童」という名前だったからです。
予約したときから、絶対に言おう!と決めていたのでした。
このような会話が昭和の時代では受けたのでした!