マニュアル制作の実践-15-
2010/11/25 木曜日 – 10:24:12マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
「おにぎりの作り方」の目次を実際に作っています!
前回は、「初級編のおにぎりの作り方-分量と完成までの時間」の項を考えてみました。
今回は、「初級編のおにぎりの作り方-手順」の項を考えてみます。
まずは、「用意するモノ:道具と食材」と同様に、思いつくだけ項となりそうなモノを挙げていきます。
手順?
手順といっても、ただおにぎりを作るだけじゃないかって?
違いますね。準備から後片付けまでが手順ですね。
礼に始まり、礼に終わるまでは言いませんが、準備から後片付けまでは必須です。
これが、機器の操作説明だったら?
電源を入れるところから始めるのか? 電源が入っているところから始めるのか、などです。
ほとんどが、ベースとしているマニュアルの前提を踏襲するので、悩みませんが、まったくの新機種や営業部から「新しい概念で、従来のマニュアルの常識を打ち破るマニュアルを作ってくれ!」なんて言われたときは、この「どの段階から操作説明に入るのか」ということが議論の的になるのです。
これをヒマというか、くだらないというか、緻密な企画というかは、皆さん次第ですけどね。
というわけで
手順
├─準備
├─おにぎりの作り方
└─後片付け
ということになりますね。
初級編おにぎりの作り方の目次ができました!