地下街の雨
2010/9/6 月曜日 – 11:02:02
書名:地下街の雨 (集英社文庫)
著者:宮部みゆき
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
何かの本で読んだのだが、宮部みゆきは 恐い小説が好きなのだそうだ。
彼女がまだ作家でなく、読者の側の人だった頃に、興味を持って、ドキドキしながら読んだそうだ。
そして今や、日本を代表する流行作家になり、かねて好きだった「恐い小説」を手掛けたのだった。
それがこの「地下街の雨」短編集である。
というのは、ぼくの妄想で、事の真相は知らないけれど、いつもの宮部みゆきの小説とはちょっと違う。
短編小説にしても、ちょっと違う。
この人は、こういう小説を子どもの頃に読んでいたんだなーと実感できる小説集だ。