言葉の豆知識:故事成語-28-

2010/7/4 日曜日 – 13:47:00

文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
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今日は故事成語の紹介です。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

騎虎の勢い

「騎」は馬に乗るなど動物にまたがるという意味です。
馬に乗ったときが騎馬、騎虎は虎にまたがった状態ということになります。

虎は走り出すとどのくらいのスピードが出るのでしょうか?
インターネットで調べても、チータやライオンのデータはあるのですが、トラは見つかりません。
しかし、トラは単独で狩りをするので、集団で狩りをするライオンより速いでしょう。
ライオンは約 50km/h、チータは100km/h以上のようです。
競馬馬が60-70km/hなのでこれより速くないと、「騎虎の勢い」という言葉が成立しませんね。

馬より速い(はずの)虎が勢いよく走り出して、止めるに止められない状態では、無理に制御せずに成り行きに任せるしかありません。
「騎虎の勢い」とは、「速い流れになったので後は成り行きに任せるしかない」という意味です。

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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