ニセモノ師たち
2009/8/22 土曜日 – 15:52:03
書名:ニセモノ師たち
著者:中嶋誠之助
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
「いい仕事していますね-」の中島さんである。
読み始めは自慢たらたらの口調がきになるが、半分ほどで気にならなくなる。
というのは、中島誠之助さんは、結局のところ「骨董好きの親父」だからだ。
世の中何が無敵かといって、才能があってそれが好きな人ほど無敵のものはないだろう。そのような人がその道の一流になるのだろうと思っている。
骨董の世界でいえば、中島誠之助さんなのだろう。といっても中島誠之助さんに骨董の才能があるかどうかを判別する力はないのだけれど。この本やテレビ『なんでも鑑定団』での印象からいって、才能ある人に違いないと思っている。
そしてこの本を読めばわかることが、「中島誠之助さんは骨董が好き」ということなのである。
「いい人生送ってますね-」とぼくは、中島誠之助さんに言いたいと思っている。
もちろん、これは皮肉ではなく、ことば通りの意味としてだ。なぜならそのような人生に憧れているし、ぼくもそれを目指しているからだ。