ある閉ざされた雪の山荘で
2009/5/10 日曜日 – 17:08:09
書名:ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
著者:東野圭吾
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
東野圭吾はきっと、推理小説を書くのが3度の飯より好きに違いない。
仕事と割り切って書く人との対極にいるに違いない。
そんな気がする。
ガリレオシリーズを読んだときもそうだったが、この「ある閉ざされた雪の山荘で」を読んで確信した。
いったい誰が犯人なのか、とても気になる。
でもそれだけなのだ。なぜそんな犯行を企てたのか? そのための準備は?
そういった部分の描写にはまったく心を配っていないのだ。
「純粋に」推理小説を楽しむには、うってつけの本だ。