インタビュー術!
2009/1/22 木曜日 – 15:09:21
書名:インタビュー術! (講談社現代新書)
著者:永江朗
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
あきれてものがいえないわけじゃなくて、不思議な同情心がわいてきたのだった。
この人はとても苦労しているのか、自分で思っているような評価を世間からもらっていないのか、とても不満がたまっているらしい。
インタビュー記者として高度な能力を持ちながら、その能力を認めてもらっていないとすれば確かに無念だろう。
そのストレスを感じさせる内容だ。
2002年7月に15人の人にインタビューしたそうだ。8月には9人。
多いナーと思っていたら、年間100人と計算して、二〇年弱の経験から2000人となるそうだ。
しかも、それでは多すぎることに気付いたらしく、「まさか。」と書いている。
だったら計算しなくてよいのだし、書かなくてよいのに。謎の行動をする人だ。
インタビューするには事前に調査が必要らしい。
小説家にインタビューするときは、その人の作品の登場人物の相関図を書くのだそうだ。
1作しかない人ならまだしも、何作も書いている作家の場合はどうするのだろう?と心配していたら、茂木健一郎さんにインタビューしたときに読んだのは1冊の著書と新聞のコピー数枚だけだったそうだ。
安心した。といってもこの茂木健一郎さんの場合は「時間がなかった」からだそうだが、「時間さえなければ十分な下調べをしなくてよい」のだから、今後も大丈夫だろう!